HIMAZINE

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暇な美容師の奇行

脳がかゆい

高円寺にHair&Art KOEと称して拠点を作ること44日。

この44日と言う日数はキリが悪い数字だったり縁起の悪そうな数字のようだけど、ぼくにとっては感慨深い数字なんです。

 

現金¥6000と香港への片道航空券をもって東南アジア一周の旅にでました。

何回も所持金が底をつき、三日三晩水も食事も摂れないこともあったり。

高熱も出したし、バイクにも跳ねられたし、もちろんスマホもどこかに消えました。

それでも今生きているのは日本から応援してくれる人々がいたから。

現地で見ず知らずのぼくをサポートしてくれるたくさんの出会いがあったから。

『Street Hair Cut』と書いたボロボロのスケッチブックを持ったぼくの前に立ち止まってくれた世界中の人がいたから。

 

『航空券代稼ぐまで帰れまテン』とか言ってそんな無茶苦茶な旅から日本に帰国するまでの期間が44日間。

 

これって、Hair&Art KOEをOPENしてから今日までの日数と同じ日数なんです。

 

6月の初日、ぼくはまた『1日1万円売り上げるまで帰れまテン』とか言い始めましたが、半月もせずにしれっとそれをやめました。

 

商売をする上で目先のお金ばっかり見ているスタイルが嫌いだったのと、歩行者に声かけして行く中で、今まで旅した国々と圧倒的にリアクションが違ったから。

もちろん日本でも路上で声かけをして来店してもらうと言うことの経験はあります。なんならその辺の戦闘力低そうな美容師さんよりかはやってきました。

 

でも、ぼくは海外を見てしまったんです。声をかけた時の反応は受け入れるにせよ受け入れないにせよ、みんな笑顔でした。断られるリアクションが多彩で断られることすらリアクション見たさに楽しみだったり。

 

一方大好きな街、高円寺。

 

おばあちゃん以外に笑顔のカケラもない。たまに永遠と笑ってる人もいるけど。

 

それは当然っちゃ当然だし、ぼくもいままではその中で生きてきた。

 

海外の景色を無理に重ね合わせて変に期待してしまったのだろう。そういえば子供の頃に教わった。ウチはウチ、ヨソはヨソ。ここは日本。

 

そうして僕は『1日1万円稼ぐまで帰れまテン』をやめました。いつもながら引き際がダサい。

 

フリーランスというスタイルで美容師をやるのは決して楽ではありません。フリーランスというワードに目を輝かせて憧れを抱く人に向けて言うと、美容師という道を選んで9年くらい経ちましたが、正直今が一番しんどいです。

 

正社員雇用の時は40時間以上サロンワークしていたり、アシスタントながらスタイリストの売上を越えたり、200人以上の店長や経営者を前にあーだこーだ言っていましたが、とても楽でした。

 

だって、なにやっても多少病気しても毎月お給料を貰えるから。脳みそに余裕があったんです。

 

そう言うのになぜフリーランス側にいるか。それは金銭的なリスクを背負ってまで時間が欲しかったからです。

 

正社員雇用で無期限のバックパッカー旅行に行けるかと言ったら難しいところでしょう。ただそれだけ。

 

フリーランスがマルチに働けると言うのは間違い。マルチに働くことなんて正社員でもできます。正社員やりながら副業で起業だってできます。会社が副業禁止と言っても副業すればいい。ルールなんて勇気があれば破れるし、法律は勇気があっても破ってはいけません。

 

そしてぼくは時間を手に入れました。お金持ちにはほど遠いけど、時間持ちになりました。

 

だからTwitterの名前が暇な美容師でこのブログの名前がHIMAZINEなんだ。

 

「もっと顧客をつけて独立したら?」

「再来月くらいには戻ってくるんでしょ?」

 

そう言われることに否定的ではなかったのですが、「今までやってきた人みたいにやってたら、今までやってきた人みたいにしかならない。この世に唯一無二の存在でありたい。」

そんな思いから独自の路線を突っ走ってきました。

 

そうして今、「店舗(固定的な場所)を持ちたくない、動き続けたい」と言い続けたぼくが高円寺という街に張り付いています。

理由はなく、勘でそうなったんです。

 

いままではフリーランスと言えど半分は企業に張り付いて集客をしてもらう側にいましたが、いまでは全ての業務を自分で行います。

 

集客、技術、広報、税務

 

これがまた大変ですが、時代のお陰で何割かは自動化できる。税務なんて個人規模ならクラウド会計ソフトでちょちょいのちょいです。

 

SNSやブログでの集客はチリツモすぎてまだまだ花が咲きませんが、いずれ集客の自動化になることを願いまふ。

 

一人ですべての業務をこなすにあたって、忙しそうに見えますが、毎日10人来店でもしない限り死ぬほど暇です。

 

でも、一番忙しいことがあります。

 

それは頭の中。

 

上で9年間で今が一番しんどいと書きましたが、先行きの不透明さが脳の中で毒ガスを発生させています。

 

「これだけ最低限やっておけば生活できる」

それが一切ない環境。

 

『来月だれも髪やりに来てくれなかったら』とか考えますね。

可能性はゼロじゃないんですから。

ぼくだけじゃなくて全てのBtoCを手がける個人事業主に該当するのではないでしょうか。

 

だから別事業の展開はマストだし、僕は『暇な美容師』と言う肩書きの裏に『使えない居酒屋店員』と言う肩書きもあったり。(1ヶ月後には使える居酒屋店員に昇格したい)

僕が今仕事としてやっていることは、

 

美容師

Webライター

ブロガー

日本酒バルのシタッパ

SNS運用代行

 

 

シタッパ業以外は全部フリーランス業なので、お金を稼ぐことの難しさや大切さを実感、いや、痛感しています。

 

痛感しすぎて全然お酒飲まなくなりました。稼ぐことと使うことは対になっているから。

もちろんイベントとかで大人数でワーッてなるときに飲みたくないとかは言わないし、飲み放題なんて海馬の限界まで飲んで限界を超えるけど、

一人でふらっとみたいな無駄なお酒は皆無ですね。

 

対価に受け取ったお金なんてありがたすぎて額に入れて飾りたいくらい。お金使いの荒かった僕が44日で、いや、1週間くらいで更正するくらいです。経済回す邪魔してすいません。

 

予約が集中する日は「お?人気者?」と鼻が高いい気分になるし、3日も4日も予約のない日が続くと「俺を認知してる人1万人くらいいるのになんで予約入らないの?」と、ヤケになる日もあったり。先の予約が0件になると「あー人生おわたー」って悲観的になるし。

 

そんなこんなあんなこんな考えていたら脳みそいっぱいで。

 

「脳みそいっぱいだー」って思うとそれも「ダサいおれー」ってなるし。

 

思考の着地点を失いました。

 

9年間で一番しんどい理由。

 

 脳がかゆい。

 

 

蚊に刺されたか。

 

最後に

 

かっこいいこと記事書こうと思ってバーっと書いたらくそ情けない記事が完成してたので心の鏡ってことで晒しちゃおう。

あえて一切編集もしないから脈絡合ってないし誤字もあるかもしれませんが生のテキストを新鮮なうちにどうぞ!

どうぞ!って言ってもここ文末やんけ