HIMAZINE

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暇な美容師の奇行

僕たちは世界を変えることができない

ただいまカンボジアシェムリアップ

バンコクから陸路の移動でした。午前7時にカオサンロードでピックアップ、午後1時には国境を越え、午後8時半の到着予定時刻を大幅にいた回る午後5時半にシェムリアップ市内のバスターミナルに着きました。出発前に100%午後8時半を過ぎると断言されていましたが、3時間も早まる可能性って一体どのくらいなのでしょう!?

世界最悪の国境と聞きましたが、めちゃくちゃ普通でした。パスポートに入国のスタンプ押してパスポート渡されるときにおまけでコオロギ?のフライが乗って出てきたことを除いては・・・

ボランティア団体WORLD SCISSOR`S海外特派員として

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WORLD SCISSOR`Sとは
僕が本気でボランティア活動しているその理由僕が本気でボランティア活動しているその理由

到着したらすぐ行動、宿泊先はドミトリー部屋3ドルのイキイキゲストハウスか、2ドルのタケオゲストハウスかいまの僕にとって1ドルの差は死活問題ですが、イキイキゲストハウスへの宿泊を決めました。

世界一周中にイキイキスクールの学校建設に参加した高円寺のCafe&Bar Smile Earth オーナー吉田有希さんにボランティアで行くと伝えると「イキイキゲストハウス行けばいいよ」と言っていたのでそれ以上の詳しい話は聞かず(笑)ボランティアの活動でロケットスタートを切るためにとりあえずイキイキゲストハウスへ向かうのでした。

NPOカンボジア代表との出会い

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ゲストハウス内で岡村隆史に似ていると言われるサムさんを探すと、「いまはビアガーデンを経営していてあんまりゲストハウスには来ない」とのこと。

と、いうことで少し離れた場所にある岡村隆史似のサムさんが経営するビアガーデンへ。 イキイキゲストハウスからは無料送迎だそうで、1人のバイクタクシーのおじさんが現れました。 全然岡村隆史には似ていませんが、あまりにも日本語が上手なので名前を訪ねてみると・・・

サムです!」

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イキイキゲストハウスオーナーのサムさんでした!

サムさんどうやらNPOカンボジア代表だそうです。サムさんが何者かも知らぬままシェムリアップ到着2時間でNPOカンボジア代表に出会うことが出来ました。紹介してくれた有希に大感謝です!

半年前にこのビアガーデンをオープンしたそうで、内部はゴーゴーバーやKTVのような見た目ですが、ローカル向けの飲み屋だそうです。

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ここから2、3時間ほどサムさんに質問攻め。僕が聞きたいこと、WORLD SCISSOR`Sのメンバーが聞きたいこと、全部聞いてきました。

プロム・サムナン

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ぜんぜん岡村隆史に似てません・・・

サムさんシェムリアップ生まれシェムリアップ育ち32歳の6年前サムさんはバイクタクシーの仕事をしていました。

そんなある日、日本人で現在イキイキの代表を務めるかでさんという方に出会い仲良くなり、かでさんが3度目のカンボジア渡航の際に学校建設をしようという話になったのがキッカケで、現在のイキイキスクールがたくさんのボランティアの手によって建設されたそうです。

その後、サムさんは学校建設で出会ったたくさんのみんながまたカンボジアに来やすいように、集いの場、カンボジアの家、そんな思いで現在僕の宿泊しているイキイキゲストハウスを作ったそうです。

半年前にはビアガーデンの開業、イキイキ幼稚園の開園とめっちゃ忙しくて少し痩せたので痩せてから岡村隆史似じゃなくなったそうです。 そんなサムさんに僕が昔から現地の人に聞きたっかたことを聞いてみました

ボランティアって必要ですか?

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僕が思うに、どこの国にも程度は違えど、富裕層、一般層、貧困層とピラミッド式の経済的格差ってあると思うんです。 これだけ海外から支援がある中で、カンボジア国内の富裕層からの支援、国からの支援はどれくらいあるのか?そう思っていました。

そんな直球な投げ掛けにもサムさんは丁寧に答えてくれました。

富裕層からの支援、国からの支援はありません。カンボジア富裕層は政治家とつながっていて、あんまりいいお金の稼ぎかたをしておらず、資産にたいして努力量はぜんぜん無いようなもの。僕は富裕層ではないけど、僕の方がやっている。国は外国からの支援に頼っているところがある。」

僕にとっては衝撃的でした。国と富裕層がその気になれば解決する問題がかなりありそうです。手の届かぬ雲の上のような場所の話なのでなんとも言えません・・・ 支援のいらない国になればいいと思うんですけどね。  

そもそもなぜ学校建設をするのか?

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その答えは調べればすぐにたくさん出てきます。

1975年から樹立されたポル・ポト政権による大量虐殺により、知識人や子どもたちをはじめ多くの人が無差別に殺されました。当時800万人余りだったカンボジアの人口の3分の1の人が亡くなったと言われています。   この歴史は今のカンボジアの教育に大きく影響しており、初等教育の就学率は93%ではあるものの、その中で卒業できるのは半分程度です。多くの小学校の午前と午後の二部制、または三部制の授業形態であり、近年5年間は約15%ずつの人口増加も伴い、教室数の不足と校舎の老朽化が併せて進んでいます。  (引用元:ivusa.com)

詳しい歴史背景はきりがないので省略します。 とにかくやばいんですね。 その中でぼくが思うのは、なぜそんなに多く学校建設するのかという疑問です。 中心地に人を集めて大きな学校をいくつか一つの地域に集合させれば良いのではないかという素人ながらの考えがありました。

実際に建設に携わったり国際協力を行っている方からしたら鼻で笑ってしまうような疑問ですが、今後カンボジアで活動していくとしたら、今しか持てない疑問なので恥ずかしがらずに聞いてみました。

「内戦時に米を作るために私の母は都心部から田舎の農村に駆り出されました。そのように中心地からたくさんの人々が農業に行き、遠い田舎各地で農業をしていた人々が内戦後、村を成して生計をたてているので、カンボジアの田舎各地に村が出来ました。もちろんその村には学校も病院もなく、足りないものが多いのでほとんどの村に学校が必要なのです。」

カンボジアは都心と田舎の格差が凄まじく、田舎から都心に出てこようとしても都心は土地も賃貸物件も高く、業種の大半が農業の田舎の人が出てきてもすぐに仕事が見つからないのです。」

カンボジアの内戦という歴史背景のもとで各地に点在することになった人々。その人々によって作り上げられた村を動かすのは容易ではありませんし、現在の若い村民からしたら故郷なので、故郷が大きく繁栄する方が理想なのかもしれません。村民全員が全員同じことを望むわけではないので、正解はないのでしょう。

村における学校の役割

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田舎の村における学校は村の役所的な役割を果たしているそうです。日本から健康診断のボランティアが来るときは村長と学校長に事前にアポイントを取り、村中の人々が学校に集まり健康診断を受けるそうです。

WORLD SCISSOR`Sはカンボジアに必要か

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ぼくはこう思います。

「僕たちは髪を切ることはできるけど、その前に日本語を話せたり、計算ができたり、穴を掘ったり、木を切ったり、たくさんの出来ることがある。もし建設のほうで人が足りていない場合、ヘアカットはいま必要なのか。不要なボランティアではないのか。」

ヘアカットに対してはサムさんからは賛成の意見でした。

「村に床屋はなく、金銭的にも距離的にも散髪に行けません。鏡もないのでみんな伸びっぱなしの髪で、シラミも多くあります。きっと喜ばれますよ。」

そしてぼくはサムさんにこんなお願いを

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あっさり了承を得れました。村では英語が通じずクメール語なので引率となるガイドが必要です。基本的に田舎の村までは都心部から車で1時間〜5時間かかるので、運転手も必要です。(いくらかかるんだろ?笑)

貧乏なのに気合でシェムリアップに来たため予想外の出費があるとバンコクに戻れなくなります。 シェムリアップで飲みに誘われたら100%行きますが完全におごってくださいと事前に懇願しておきます!(笑)

僕がカンボジアに来た理由

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もちろんWORLD SCISSOR`Sの活動の先にカンボジアがふわっと存在したのも理由の一つです。 しかしもう一つの大きな理由として5年前友達に紹介されて見たらとてつもなく衝撃を受けた作品『僕たちは世界を変えることができない』

医学部の学生4人がカンボジア学校建設に挑む話です。映画の中で現地のガイドさんが涙しながら語るカンボジアの歴史はとても心に響きます。 地球で生きていく上で絶対に見ておいたほうがいい1作。

ぼくが今日いまこの瞬間にカンボジアの大地を踏んでいるきっかけこそがこの作品です。  

世界を変えることはできないけど、世界を動かすことは出来ると信じています。

それはもちろん僕一人の力ではなく、まだ知らない多くの人の力によって。